2014年に設立された当機構は、この4月で10期目を迎えました。

今、改めて思うことは、SDGsやDXで標榜されてきた手垢のついたビジネスモデルでは、構造的な陳腐化を解消できないこと、
そのためには地域循環経済圏を改めてリデザインする、
イノベーティブなビジネスリコネクトエンジンとしての活動の大切さです。

森川里海との共生、コミュニティの再生、イノベーション事業の構築、
I&Uターン就業の促進、海外発信と協業展開。
これまで取り組んできた成果をさらに大胆に発展させるためには、
時代や社会、地域が求める有能な人材や組織を選び抜いて使う、
春秋戦国時代の鄭の宰相・子産が標榜した「択能使之」の実践だと考えています。

東京大学先端科学技術研究センター、武蔵野美術大学クリエイティブイノベーション学科、千葉商科大学、産業技術総合研究所をはじめとするシンクタンク、
個性と独自性あるスタートアップ企業や国策を提起推進してきた各省庁事務次官経験者などの新たなプレイヤーとの連携、協業を深めながら、創立10周年に向けた先導的プロジェクトの創出に努めてまいります。

引き続きのご指導とご協働を改めて、心よりお願い申し上げます。

    (一社)CSV開発機構 理事長 赤池 学